カウンタ
|
入力されるクロック数を積算し、2進数または10進数で出力する。Dフリップフロップ分周器をカスケード接続し、分周を繰り返す。積算の初期値が設定できるタイプのプリセッタブルカウンタもある。 |
重ね合わせの定理
|
複数の起電力が存在する回路網において、各枝回路の電流は、複数の起電力がそれぞれ単独に存在するとして算出した値の代数和となる。 |
カスケード接続
|
トランジスタなどの素子を縦に2個直列接続するカスケード接続は数MHz〜数百MHzの広帯域を増幅するときに使用される。 |
仮想接地
|
仮想短絡状態のオペアンプの(+)入力端子が接地されているとき、(−)入力端子があたかも接地されている状態になる現象。 |
仮想短絡
|
負帰還をかけたオペアンプ増幅回路の(−)入力端子と(+)入力端子が同電位になる現象。 |
カソード |
ダイオードや真空管の(−)電極のこと。Kと表す。 |
可変コンデンサ
|
コンデンサ容量が機械的に可変できるもの。Variable Condenserを略してバリコンと呼ぶ。誘電体を何も使わない(空気)のものと、ポリ系のものがあり、製作できる容量は1000pF程度。 |
可変抵抗器
|
固定抵抗の抵抗面に摺動子を押し当てて接触させ、抵抗値が調整できるようにしたもの。可変抵抗器は使用目的によりその呼び方が変わり、電圧調整に使う場合はボリューム、回転角を電圧に変換する場合はポテンショメータ(ポテ)、半固定の電圧調整の場合はトリマと呼ぶ。 |
可変容量ダイオード
|
ダイオードには印加する逆電圧に比例して空乏領域の大きさが変化し、アノード、カソード間のコンデンサ容量が変化する特性がある。可変容量ダイオードは、空乏領域の誘電率を向上させるなど、コンデンサとしての性能をもたせたもの。 |
カラーコード
|
抵抗値などを色で表現するため、数字に置き換える色をあらかじめ取り決めしておき、その色で有効数字と乗数を表したもの。4色のカラーコードでは数字部が2桁しかないので抵抗値許容差が±5%のものまでしか表現できない。これ以上の精度を必要とするときは、数字部の色桁数を多くして対応する。 |
カロリー
|
1カロリーは水1gを1℃上昇させる熱量。料理で使うカロリーは大カロリーといい、水1kgを1℃上昇させる熱量で、kcal,Calと書き、小カロリーと区別している。 |
カレントミラー
|
特性の揃った2個のトランジスタのベース同士を接続し、一方のトランジスタのコレクタから共通のベースへベース電流を供給すると、両方のトランジスタのコレクタ電流が同じ値になる左右対称のトランジスタ回路。 |
機械語 |
コンピュータが直接読める言語。 |
擬似交流 |
電池からインバータを使うことで作られる交流。 |
逆圧電効果 |
結晶体に電圧を加えると、機械的歪みが生じる現象。 |
逆起電力 |
コイルに対して充電時、放電時ともにコイルの両端に発生する電流変化を妨げようとするエネルギー。 |
キャパシタンス
|
コンデンサの値を表す。キャパシタンスCと言い、単位はファラッド〔F〕を使う。
|
キャラメル型 |
トランジスタなどのパッケージの一つ。長方形の形をしていて、現在パワートランジスタの主流の形。 |
キルヒホッフの法則
|
キルヒホッフの第1法則:回路網の任意の1点に 流れ込む電流と流れ出る電流の総和は0である。
キルヒホッフの第2法則:1閉回路内の起電力と電圧降下の総和は0である。 |
空芯コイル |
コアのないコイル。コアの透磁率に影響されない高周波向けの高特性のコイルではあるが、空気の比誘電率‘1’を使うため、大きなインダクタンスのものは製作できない。 |
クーロン |
電荷の単位。記号は〔C〕で表される。1〔C〕は1〔A〕の電流が1秒間に運ぶ電荷。 |
空乏領域
|
ダイオード内部には+正孔と−電子があり、逆方向の電圧を印可すると印可した電圧に引き寄せられ、+正孔と−電子は離れ、その間にできる領域。 |
くまとりコイル
|
電磁石のコアの先端を半分に割り、そこへ銅線を1〜2ターン巻いたもの。くまとりコイルは磁界の位相を遅らせる作用があり、交流のソレノイドリレーのチャタリング防止によく使われる。 |
クローズループ
|
増幅率Aの増幅器に負帰還βをかけて、ループゲインAfがAf=A・βで平衡した状態。また、フィードバック制御を行う制御系もクローズループと呼ばれる。 |
クロスオーバー歪み
|
B級プッシュプル増幅の正の半サイクルと負の半サイクルのつなぎ目に生ずる歪み。 |
ゲート |
ロジック回路を構成する基本的な単位。 |
コア材料
|
コイルの芯となる材料には、けい素鋼板、パーマロイ、高透磁率フェライト、高周波フェライトなどがあり、用途によって使い分けられる。 |
コイル
|
電線をぐるぐる巻いたもの。電線に電流が流れるとその回りに磁界ができるコイルに交流を印加すると、コイルに流れる電流位相は電圧位相より90゜遅れる。
|
降伏電圧
|
ダイオードの逆向きの電圧が阻止できなくなり、急に電流が流れ始める電圧のこと。 |
交流 |
時間の経過とともに電流(電圧)の大きさと方向が周期的に変化するもの。 |
コモンモードノイズ
|
対(大)地間ノイズ。平衡伝送後アイソレーションまたは差動増幅することにより、相殺され消える。 |
コレクタ
|
バイポーラトランジスタの三つある電極の一つ。トランジスタのコレクタに流れる電流ICはエミッタ電流IEからベース電流IBを引いた値IC=IE−IBとなる。 |
コレクタ・エミッタ間飽和電圧
|
スイッチングで使用するトランジスタが完全にON状態のときのコレクタ・エミッタ間の電圧降下。 |
コレクタ接地増幅
|
トランジスタのコレクタ端子を入力と出力の共通端子とした増幅回路。増幅よりもインピーダンス変換の意味合いの強い増幅回路。 |
コンダクタンス
|
抵抗値Rの逆数 1/RをコンダクタンスGという。単位は単位は(モー)、またはS(シーメンス)。 |
コンデンサ
|
電荷を蓄える一対の電極のこと。単位はファラッド〔F〕を使う。蓄えられる電荷量Q〔C〕は、コンデンサ容量C〔F〕に印加電圧V〔V〕を掛け合わせた値となる。
|
コントロールバス |
データバス、アドレスバス以外の制御線を前部まとめてコントロールバスと呼ぶ。 |
コンパレータ回路
|
2つの値を比較する。アナログコンパレータとデジタルコンパレータがあるが、一般にコンパレータと言えばアナログコンパレータを指す。 |
コンピュータ |
メモリ内にある命令(プログラム)を読んで実行する機械。ノイマン型コンピュータ。 |
コンプリメンタリアンプ
|
NPNとPNPのペアトランジスタを使い、信号の上半分と下半分を別々に増幅するアンプ。 |