サーメット型トリマ |
汎用型トリマ。カーボン被膜のものより高精度。 |
サーモグラフィー(赤外線カメラ)
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絶対0度(-273℃)より温度の高いものは赤外線を出している。温度の高いものは短い波長の赤外線を多量に出し、温度の低いものは長い波長の赤外線を少量出している。つまり物体から出る赤外線を見ることで、その物体の温度がわかる。この赤外線の量と波長を画像にしたもの。 |
最大定格 |
電子部品を使用する際に、絶対に超えてはいけない値。 |
サイリスタ
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トランジスタとダイオードの中間的な存在。PNPN接合の4層構造となっているスイッチ素子。サイリスタのグループの中でSCR(Silicon
Controlled Rectifier)が最も有名なので、サイリスタ=SCRと思っていても間違いではないほど。 |
差動増幅
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2個の同特性のトランジスタなど増幅素子をペアで使い、2入力端子の信号の差を増幅する。一方入力が出力と同相となり、他方は逆相となる。2素子をペアで使うことにより、弱点を補い合う形の画期的な増幅回路。差動増幅は+電源と−電源の両電源で駆動することが一般的。 |
三角結線(デルタ結線) |
三相接続の一つ。120゜の位相角を持つ3組の電源または負荷が三角形になるような接続。相間電圧=線間電圧となる。 |
三相交流の電力
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スターまたはデルタの結線方法に関係なく、3つの相(Phase)になっている負荷の抵抗部分に消費される電力の和。
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三端子レギュレータ |
シリーズレギュレータが3本足のパッケージに納められ、それぞれ入力、出力、GNDが接続されている。 |
ジーメンス |
電流の流れやすさを表す単位(S)。コンダクタンスといい通常Gの記号で表す。 |
しきい値 |
ロジックの‘1’と‘0’を判断する境界となる電圧。しきい値と入力レベルを判断する保証値と、出力レベルの保証値は、それぞれ意味合いが異なります。 |
磁気飽和
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コアを使った電磁石の強度は、コイルに流す電流に比例し強度も増すが、一定電流値以上になると強度が比例しなくなる。これは電磁石のコアの中の磁力線(磁束密度)が定員オーバーになった状態。磁気飽和状態ではコアの非透磁率が下がり、空芯コイルのようになっている。 |
シグナルコモン |
電子回路の信号の共通線。シグナルグランドともいう。 |
自己バイアス回路
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アナログ増幅のバイアス用電源を特別に用意せず、回路内の電源をバイアスとして使用する。負帰還回路と兼用されることが多い。 |
自己誘導係数 |
コイルの容量を表す。単位はヘンリー〔H〕を使う。 |
実効値
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交流の値を示すときに使われる数値。root mean square value(rms)で表され、正弦波の場合、実効値E(Vrms)は最大値Em/となる。 |
時定数
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過渡現象が1/εまで変化するときの経過時間。通常τ(s)を使い、CRの場合τ=RC、RLの場合τ=L/Rとなる。 |
シフトレジスタ
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クロックに同期してフリップフロップに記憶しているデータを1ビットずつシフトする。シフトレジスタは信号をシリアル/パラレル変換またはパラレル/シリアル変換する。 |
遮断周波数 |
オープンループゲインが1になる周波数。 |
順電圧 VF |
ダイオードの順方向に電流が流れるときの電圧降下。 |
順電流 IF |
ダイオードの順方向(流れやすい方向)に流れる電流。 |
受光素子 |
フォトダイオード、フォトトランジスタ、太陽電池、CdSなどの総称。 |
受動部品 |
抵抗、コンデンサ、コイルなどの総称。 |
焦電センサ
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広範囲な波長の赤外線に反応するセンサ。人体から出る10〔μm〕前後の赤外線(熱線)を関知するセンサとして、自動ドアや防犯警報器によく使用される。
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ショットキバリアダイオード
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半導体と金属を接触させたダイオード。順電圧が低く高速動作であるが、逆電圧VRの高いものがなく、また漏れ電流も多い。 |
水晶発振子
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水晶を電極でサンドイッチにしたもの。等価的には直列共振回路だがコイルとコンデンサで構成する共振回路と比較し、安定性が格段に優れている。 |
スイッチング
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トランジスタやFETをアナログ的な使い方をするのではなく、安全にON-OFFする使い方。ON-OFFするパルスのデューティを変更することで、効率の良い電力制御が可能。 |
スイッチングダイオード |
信号を整流するダイオード。 |
スイッチング速度 |
スイッチのON-OFF切り替え時に負荷線の活性領域を通過する速度のこと。 |
スイッチング電源
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高い周波数(数十kHz)で電力制御回路をON-OFF(スイッチング)し、出力電圧を制御する電源。スイッチング周波数を高くすることで、回路内のトランスが小型化できる。 |
スター結線(星形結線) |
三相接続の一つ。120゜の位相角を持つ3組の電源または負荷の片側をまとめて接続し、その反対側を入出側へ出す接続方法。
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スタティックRAM
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SRAMと呼ばれている読み書き可能な高速メモリ。キャッシュメモリ、スタックデータメモリに使用される。DRAMのようなリフレッシュ動作は不要。 |
スナバ素子
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スイッチング時に発生するスパイクノイズを吸収する素子。CRを直列にしたものやバリスタなどがよく使われる。 |
成層鉄芯 |
トランスのコア材として薄いけい素鉄板を重ねたもの。 |
整流ダイオード
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電気の一方通行を作るダイオード。電源整流用の大型素子と信号整流用の小型素子に大別され、また動作速度(逆回復時間)により細かく分類される。特に超高速版のショットキバリアダイオードは、一般のPN型ダイオードと構造も異なり、別扱いされる。また、漏れ電流の少ないことが特徴の、低リークダイオードなどもある。パッケージではダイオード単体のものと、2本〜4本のダイオードがセンタタップまたはブリッジで1つのパッケージに組み込まれたものもある。 |
積層型コンデンサ
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断面がくし状になるように電極を積み重ねた構造のコンデンサ。セラミックコンデンサ、マイカコンデンサなどがこの構造。電極を巻かない構造のため、あまり大容量のコンデンサは製作できないが、周波数特性は良好。回路内のパスコンなどに使う。 |
スルーレート
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OPアンプなどの最大応答速度を表す値。ステップ状に変化した入力に対して、一定時間(1μsec)内に追従する出力電圧の値で表す。単位は〔V/μs〕 |
スレッショルド |
しきい値のこと。 |
積分回路
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タイマやアナログ/デジタル変換に使われるコンデンサCに、電荷Qを蓄積する回路。OPアンプの仮想接地を使った積分回路がよく使われる。 |
積分方式ADC
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アナログ入力値を積分し、一定の電荷量になるまでの時間を計測する方式のアナログデジタル変換。積分値のリセット方法の違いで数種類の方式に分かれる。 |
セグメントLED
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8の字型に配置した7本のセグメントで、数字の0〜9を表現する。7セグメント+ドットが最も一般的。文字が大きいものは1セグメントに複数のLEDが使われているのでの確認が必要。 |
接合温度 |
接合部の許容最高温度。 |
接合型FET
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PチャンネルとNチャンネルの半導体を接合したFET。デプレッション型特性を示し、三極真空管に類似した動作をする。 |
ゼットラップ |
酸化亜鉛などの焼き物を電極で挟んだ型のもの。電気的にはツェナダイオードを2本背中合わせにした特性を示し、交流回路のノイズ消しに有効。 |
セメント抵抗 |
セラミックボビンに抵抗線を巻き、セメントで固めた巻線抵抗。 |
セラミックコンデンサ
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積層型コンデンサですから、でコイル分の影響がないので高周波まで使用できる。セラミック材料により誘電率が選択でき、誘電率の低いものはtanδをはじめ温度特性まですべての性能が安定していて、補償用コンデンサなどに使われる。誘電率の高い誘電体を使うことで、積層型としては大容量の数μFのものまで製作可能。 |
セラミック発振子
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商品名「セラロック」でよく知られている。セラミック圧電素子を使った廉価版の発振子。水晶発振子と同様に使用できるが精度は劣る。 |
ゼロクロス機能
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交流信号が0〔V〕を通過する瞬間を検出する機能。SSRのトリガタイミングなどに使用される。 |
せん頭逆電圧 |
逆方向に印加できる交流電圧の最大値。 |
せん頭順電流 |
順方向に流せる交流電流の最大値。 |
相互インダクタンス |
2つのコイルの磁気結合による干渉でできるインダクタンス。 |
ソース接地増幅 |
トランジスタのエミッタ設置増幅と同様の逆相増幅器となる。FETの場合ゲート・ソース間に電流が流れないので電圧増幅器となる。 |
ソリッドステートリレー |
交流負荷をON-OFFする無接点リレー。SSR。 |
ソリッド抵抗 |
炭素粉を樹脂で固めた「ねりもの系」の抵抗。 |